たった3ヶ月でTOIECテスト940点!47歳中年サラリーマンの奇跡を呼ぶ勉強法

本が好きでたいがいはamazonで買うのだけど、実店舗で本棚を見ると思いがけず興味深い本が見つかるものですね。昨日、割りと大きな書店に行ってたまたま語学コーナーを見てたら表題の本を見つけ、とても面白そうだったので買いました。

たった3ヶ月でTOIECテスト940点!47歳中年サラリーマンの奇跡を呼ぶ勉強法

あらすじは、バブル期に広告会社に入社したけど、英語がビタイチできないせいで、もっぱら国内の地方営業を担当していたが、47歳になっても平社員で遂にリストラ要員になってしまった。何かアピールせねば、と若い頃から苦手で何度も挫折した英語(TOIEC試験)にチャレンジしようと一念発起した。

年を取って記憶力減退していること、時間があまりないこと、を念頭に逆算して「いかに短期間でTOIECの高得点を取るか」を考え抜き実行した結果、わずか3ヶ月で940点と言う高得点を取り、その結果、周りの見る目が激変し、尊敬されるわ、重要な仕事を任されるようになるわ、と人生が好転した。TOIECが高得点でも実用性に欠けるのではないかと思っていたが、ビジネスにおいては非常に役に立つし、勉強して本当に良かった、というお話。具体の勉強法が惜しみなく披露されており、TOIEC高得点を目指す人には非常に有益だと思います。

ある意味邪道とも言える勉強法(公式問題集の日本語を読み込むだけでも傾向や正解パターンを掴める等)で、正攻法で英語を勉強してきた人にとっては腹立たしい話かも知れませんが、英語は道具と割り切って、3ヶ月だけがんばったら道が拓け、英語が好きになり今でもTOIECの勉強していて更に英語力が上がっている、ということで私的には大変面白かったです。

ちなみに私は英語が大っ嫌いで、学生時代も勉強しなかったし、社会人になってもビタイチ勉強しませんでしたが、たまに困る程度で大過なくサラリーマン生活を全うできました。社内には英語が必要な部門もありましたが、そういうところには入社時から英語ができる者が配置されたし、私自身がやむなく外国人とコミュニケーションを取らなくてはならない場面では、予め英語ができる人にお願いをしてサポートしてもらいました。

結局、日本人が英語が苦手なのは「切羽詰まった必要性が無い」ってことだと思います。貿易立国とか言われてますが実は嘘で、先進国では米国に次ぐ屈指の内需国であり、資源が無いほかはほとんどの物・体制が揃っているので、大部分の日本人は国内で日本語のみで仕事できるので、英語を真剣に勉強しないのだと思います。

英語はできた方がいいのでしょうけど、日本人全員が出来る必要はない。英語を習得するには大変な努力が必要なので、その努力を他の勉強に充てた方がよほど役に立つことがほとんどだと思います。

筆者は切羽詰まった事情があった事もありますし、物事を割りきって合理的に処理できる頭の良い方なのでしょうね。

英語に限らず、期限を切って逆算して訓練すると信じられないほど能力がアップすると思いましたし、興味深くとても良い本でした。

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