激アツ。亀海喜寛VSミゲル・コット(世界スーパーウェルター級王座決定戦)

明日、米カリフォルニア州カーソンで日本の亀海喜寛が歴戦のスーパースターミゲル・コット(プエルトリコ)と世界スーパーウェルター級王座決定戦を行います。WOWOWで生中継なんでテレビに張り付きです。

ミゲル・コットと言えば、攻防兼備で堅いガードと強い左フックが売りで強豪達と数々の名勝負を繰り広げた4階級制覇のスーパースター。まさか日本人が対戦できると思いませんでした。日本の選手が対戦する史上最高の相手と言えるでしょう。

亀海はアジアでは無敵だが日本に居ては世界挑戦のチャンスは無いと、中・重量級の本場アメリカに渡り、元世界チャンプ、世界ランカーとの対戦を重ね着実に地力を付けてきた。常識的に考えると上手さ、スピードで勝るコットの勝利が濃厚ですが、亀海のハートの強さ、打たれ強さ、最初で最後(と思われる)世界戦と言うことでの気合いで、番狂わせも大有りだと思ってます。

試合展望

ミゲルコットとしては高齢(36歳)、2年のブランクと言うことで慎重な立ち上がりと見る。短躯のファイター型でありながらフットワークが非常に良くジャブも良く出るので、まずはサークリングしながらジャブを放ち、接近されたら頭を低くして左フックをボディーから顔面に返しポイントを稼ぐと思われる。亀海としてはスピード、上手さでは劣るものの、体格、打たれ強さ、スタミナで勝るので、多少打たれてもガードを固めて接近し、左ボディー、右フックで相手の体力を削る展開だと思う。

前半はコットの上手さとスピードでポイントは取られるが、愚直な前進でコットの精神的、肉体的スタミナを削れると思う。2年のブランクと36歳と言うことで後半ガクッとスタミナが落ちることも考えられる。本場の猛ファイターでさえ音をあげる亀海の打たれ強さ、突進力。コットも間違いなく辟易とすると思う。積年のダメージもあると思うし終盤にKOチャンスがあると思う。

それにしてもコットは小さい。スーパーウェルターで170cmと言うのも小さいが、それ以上に肩幅の狭さとか骨格が小さいように見える。それでもすごく強い訳ですが、亀海のガタイの良さを見ると肉弾戦で何とかなりそうに見える。

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