東芝、監査意見「不表明」のまま3Q決算強行

たまげた!

先週から「監査法人と対立して決算困難」とのリークがあったにも関わらず、否定のIRが無かったので、多分決算再延期やろな、と思ってました。それが監査意見不表明状態での決算するとは驚きでしたわ。

何の意味があるのかと。で、説明会を視聴しましたが、「H27決算の修正が必要なのではないか」、「どうして買収会社から急に7000億もの赤字が出てくるのだ、騙されたのか、資産評価が無能だったのか」と言う重要な質問にはまともに答えずじまい。まあ、答えようがないんでしょうな。

PwCあらた監査法人の望むH27の決算の再調査を認めると、WHの隠れ債務を買収会社に飛ばした粉飾がバレるから、再調査は不要と強弁するしかない。

それにしても佐藤史郎監査委員長はいつも偉そうで、独立した視点で監査するべき立場なのに、まるで東芝の顧問弁護士のような東芝寄りの答弁で信頼性のかけらもないですな。

東証は官邸からの「上場廃止にせんといて」って空気を読んで、上場廃止にするかどうかの判断はかなり保留すると思います。一方、銀行筋は「継続企業の前提に重要な疑義」が付いたことで、かなり厳しい態度になるんじゃないかな。すでに財務条項に抵触した上に注記がついたとあっては、融資継続したら株主代表訴訟を起こされかねませんからね。融資引き揚げなら早々に資金ショートして破綻するでしょう。

Follow me!

PAGE TOP